労基本科⑤⑥土曜

早い。なんて話すスピードが速いんだろう。

とにかく、テキストを一通りさらう。

この講師のほうが、ストンと来るのはそのせいだろう。

確率が少ないからと言って飛ばすのも悪くないが

「読めば、わかる」とか「ここは、それほどたいしたことない」

こうした言葉を心から信頼できない。

だからこそ、すべて目を通す。

たとえ早口でも。

そんなスタイルがあっている。

だが、昨日は今日のことを忘れて夜更かしがすぎた。

２限目、見事に睡魔に落ちた。

起こされた。

あれは、ほかの人もいたのだろうが

あぁもう落ちた！

そう思った瞬間に講義の声もフェードアウトしたのに

トーンを変えて語りかけられたので

あらっぅ！

しまった。

そのあとはなんとか、持ち直した。

妊産婦あたりから、怪しくなっていた

もう寄宿舎はどうでもいいとさえ

思い始めたから余計に眠気に飲み込まれた。

でも、二連荘はきつい。

そうそう、ダンダリンの話がでた。２０１３年のドラマ

そうか？そんな古いのか？

あのドラマの記憶が残っていたから

竹内結子が自殺したのは残念だったけれど

社会保険労務士に興味が戻ったのは

間違いないし、こうして授業を受けているのも

影響を受けている。

労働基準監督署は本当にドラマのようだった。

そんな話が聞けてなんか、うれしくなった。

そう、働いてみたいという気持ちが少し出てきた。

自分で事業を起こせば、労働時間の問題もない。

え？そうか。

でも独立して仕事として成り立つとも

思えないし。